No.31 大雨時の避難について考えてみませんか?(2026年3月)

【大雨時の避難について考えてみませんか】 1. 大雨時の避難、集まって考えました/ワークシート(大雨)2.地震・津波からの避難も、集まって考えましたワークシート(地震・津波)/【葉山新はばたき、福祉避難所に加わる】【令和7年度葉山町総合防災訓練 携帯トイレの凝固剤パワーに驚く】(紙版)

1.大雨時の避難、集まって考えました

大雨時、自分は危険に巻き込まれたくないし、家族も巻き込まれずにいてほしい。とはいっても、実際に避難するかどうかはそのときになってみなければわからないし、考えるのもたいへんだ・・・そんな思いをお持ちの方へ。

はやま防災ネットワークでは、昨年11月、ハザードマップを囲みながら、大雨時の避難について考える会(以下、ワークショップ)を開きました。 “大雨時、自分や家族は避難が必要か”、“どこに、どんなタイミングで避難するか”、“避難先で一晩、どう過ごすか”など、2時間ほど一緒に考えました。

命を守るための避難だからだれもが考えておきたい。日にちを決めて集まってなら、自分や家族の避難について一緒に考え始められるかもしれません。今号では、そんな集まって考えるワークショップの様子を紹介します。自分そして家族の避難を考える際の参考に。

1.大雨時の避難、考えました

今回紹介するワークショップでは———まず、みなさんの集まるテーブルに、大雨に関わるハザードマップを用意しました。

「重ねるハザードマップ」 国土地理院「ハザードポータルサイト」内。全国のハザードマップを見ることが可。https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/maps

また、大雨時の避難は状況を見ながら自らの判断で行動を始めるため、判断するための情報がほしい。そこで、大雨時に発表される情報リストも用意しました。そして、今回考える項目を挙げたワークシートを配りました。

ワークショップ――まず、土砂災害や洪水等の危険の特徴をみなさんで共有するところから始めました。その後、それぞれがハザードマップでいつもいる場所を探し、もしも自分がその場にいたら避難が必要か?を考えました。ハザードマップは様々な情報が載っているため見つけづらい場所もあります。そんなときは、テーブルの仲間で一緒に探しました。・・・大雨時、あなたのいる場所に危険の心配がなければ、基本的に避難する必要はありません。だから、自宅以外の場所にいても危険の心配がなかったら、自宅に戻ろうとはせずに留まることも考えて。
危険の確認の後は、いつもいる場所からの避難先や避難経路、また、どんなタイミングで避難するかを考えました。

では、実際に自分や家族はタイミングを逃さずに避難できるか? 避難先でどう過ごすか、また、何を持って出ればよいかわからず、避難を躊躇してしまうかもしれません。そこでワークショップでは、翌朝まで、避難先で自分や家族がどのように過ごすかを具体的に考えました。ただ、避難先については、わからないことや心配なことも。
・・・そんなときは、是非、防災訓練等に参加して、町の職員の方や町内会の方たちに質問等をしてみてください。“(障害を持つ家族がいるのですが)避難先の受付で待つことはたいへんです。要配慮者専用の受付を設けてくれませんか”。これはワークショップででてきた提案です。早速、次週に開かれた「一色小避難所運営訓練」でこの提案がとりあげられて、要配慮者専用受付が設置されました。考えたことが運営するみなさんに伝わりました。
なお、今回のワークショップには葉山町内で防災に関わる団体等のみなさんにご協力いただきました。どうもありがとうございました。

ワークシート(大雨)

2.地震・津波からの避難も、考えました

3月、葉山で地域活動をしている団体のみなさんが集まる場で、地震・津波からの避難についてもワークショップを行いました。地震も津波も、命を守るための避難は大雨のときとは異なり、とっさの行動が必要です。それぞれの危険の特徴を整理した上で、地震は、建物そのものやその外側・内側の様子を思い出しながら、また、津波はハザードマップで(海面が)下山川、森戸川、田越川を遡上してくることをイメージしながら、自分の命を守るための避難について考えました。

ワークシート(地震・津波)

新はばたき、福祉避難所に加わる

激しい地震等が起こり、自宅に帰れなくなったときに生活することになる避難所。その避難所で生活することの難しい方たちのために準備されているのが「福祉避難所」です。
2025年4月、堀内にある障害者施設「新葉山はばたき」が福祉避難所として葉山町と協定と結びました。これまで高齢者施設だけだった町内の福祉避難所の中に、障害者施設が加わりました。
たくさんの人たちと一緒にいることが苦手だったり、生活に特別な支援が必要だったり、そもそも自宅以外の場で生活することが難しかったり、さまざまな方がいらっしゃいます。町(防災安全課)によると、そのような一般の避難所での生活が難しい方は、まちの保健師が避難所を回りながら状態等を確認し、状態に応じて別の生活の場に移動することになるのだそうです。

町では、避難所について不安のある方からの相談を受け付けているとのこと。災害時、少しでも負担の少ない生活ができるよう、事前に自らのことを町へ伝えておくことも検討してみてください。

令和7年度葉山町総合防災訓練 携帯トイレの凝固剤パワーに驚く

令和7年度の葉山町総合防災訓練(防災フェア)は、上山口小学校で行われました(10月19日)。今年度も陸上自衛隊のカレーの試食や煙体験、また、非常用テントをはじめ各種防災用品の展示等のスタンプラリーがあり、楽しみながら防災について学ぶことができました。

はやま防災ネットワークでは、昨年に引き続き、災害時に使用する携帯トイレのデモを行いました。携帯トイレは、災害時、断水でトイレが利用できないとき、ビニル袋と凝固剤でトイレを利用できるようにするものです。参加者の皆さんには、便器に被せたビニル袋へペットボトルの水を入れてもらった後、凝固剤を挿入してもらいました。数秒で水は固まりさらさらに。初めて見る凝固剤のパワーにびっくりしていました。

水や食料のことを心配されていても、トイレのことを忘れていませんか?水や食料は多少は我慢できますが、トイレは我慢することができません。携帯トイレはネット通販や100円ショップで入手することができます。人は1日5回トイレに行くそうなので、5回×家族の人数×復旧までの日数分の用意が必要です。

多くのみなさんに災害時のトイレ問題について考えてもらうきっかけが提供できたかと思います。

(No.31紙版)

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